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毒矢のはなし
毒矢がささって死にかけているひとがいるとする。
彼はもはや話すことはおろか顔をしかめることすらできない。


そこへ2人のひとが通りかかる。


ひとりは
「はて、この毒は何だろう?」
と云って、一生懸命に毒のことを調べようとするだろう。


もうひとりは
「そんなことより、はやく毒矢を抜いて助けなければ」
と云って、矢を抜き毒を吸い出そうとするだろう。




そこへ医者がやってきて
「ふむ、その毒ならこの薬を飲ませなさい」
と云って薬を飲ませて傷口に包帯を巻くだろう。


しかしその甲斐もなく毒矢のささったひとは死んでしまう。

家族がやってきて、彼を抱き締めながら泣き崩れる。


今度は宗教家がやってきて
「彼は天国へ行った。彼の魂は自由になったのだ」
と云うかもしれない。


誰かが犯人を捜し出そうとする。


ある学者は
「このひとはあの国の仕掛けた戦いの犠牲になったのだ。
なぜこの戦いが起きたのだ」
と考えるかもしれない。


他のひとは
「平和を」
と呟くかもしれない。




そして遺体は埋葬される。


埋葬業者は「気の毒なことでした」と言いながら遺体を埋葬し
その報酬で家族を何とか食べさせられることにほっとしているかもしれない。




あるひとが、毒矢によって死んだ。





はて、私は何を云いたいんだろう?


ともかく、毒矢がささっているひとが目のまえにいるときには
矢を抜いて毒を吸い出して病院へ運ぶだろう。
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